ごぼう抜き blog

人生のスタートで躓いた人が、前を走っている人をごぼう抜きにするブログです。

歴史を学ぶ方法

こんにちは。

Gobouです。

 

今日は【歴史】について考えてみたいと思います。

学校で覚える歴史って丸暗記ですよね?頭の中に巻物のような細長い紙があり、その紙に次から次へと年号と起きたことを記載していく感じです。それが得意な人、できる人にとっては良いですけど、できない人にとってはつらい科目であることは間違いありません。

 

では、そもそも論で考えてみましょう。

なんで学校では歴史を教えるのでしょうか?

そして、「われわれ日本人は、どうして歴史を上手に使えないのでしょうか?」という質問も大事です。

 

先に勉強した歴史が使えない理由を考えてみましょう。私は日本人が歴史を上手に使えていないと書きましたが、これがいったい何を指すのか?ピンとこない人も多いでしょう。

 

私は歴史は未来を移す鏡だと思っています。過去の出来事が積み重なってできた、現代の土台です。家に例えるなら基礎工事が歴史です。

基礎工事がしっかりとできていれば、高く大きい家を建てることも可能です。想像も膨らみます。しかし、どんな基礎工事が行われているかわからなければ、どんな家を建てていいかわかりません。

その国の歴史を紐解くことは、その国の未来を予測することにつながります。

例えば、今日本が憲法改正について揺れています。しかし、国民が積極的に憲法改正、または憲法維持について話し合いをしているところを目にすることはあまりありません。なぜなんでしょうか?

それは、日本の歴史が影響しています。日本の一番最初の憲法は、日本人が西洋の憲法を研究してつくったものです。それに対して、戦後の憲法は戦争で日本に勝った戦勝国が作ったものです。だから、国民が興味をもって議論しないのは当然なんです。

また、第二次世界大戦ソビエト連邦が参戦する直前に終わったこともかかわってきます。そしてそれは何故かというと・・・という話は、ご自分で調べてください。

 

ここで話を戻します。

つまり、日本人は過去について情報としてしか向き合っていないのです。だから、将来にどういった国をつくるべきかというビジョンを考えることができないのです。証拠としては、ビジョンを持っている人たちも沢山いますよね。そういった方々に、歴史の話をしてみてください。将来を語る人は、必ず過去を勉強しています。(もちろんバカは除く)

そして、本来は学校はそのような将来のビジョンを若者に持たせる場だったはずです。しかし・・・なにか違いますよね?日本の学校って、いい大学に受験して合格することやいい会社に就職することに意味を見出してしまいました。

 

更に話を戻し、では、歴史はどうやって学ぶべきか?

特に興味がわかない人や難しい話が苦手な人、または軽度の学習障害(私もそうです)の人にとってはすぐに理解できない暗記だけの科目は非常に難しい。

そこで、提案したい方法があります。ストーリーで理解することです。若い人には日本の誇る文化、漫画をお勧めします。漫画が苦手な女性は、テレビドラマでも構いません。インテリを目指したい人には小説をお勧めします。要は、まず世界感をつかみ、イメージを膨らませるのです。年号の暗記なんて後でも良いですし、実際に年号を覚えていないと仕事はできないかといえば、そんなことはありません。(外交官は除く)

あとは・・・意外と自然になんとかなりますよ。

そんなもんです。

テンション上げて全力でぶつかる必要はありません。毎日少しづつストーリーに触れているだけで、少しづつ理解が深まるものです。

気長に学習すれば、いいことありますよ。

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